ベントナイトは粘土の一種で、微細な粉状です。その主成分モンモリロナイト(ケイ酸塩鉱物)は著しい吸水性・膨潤性をもち、薄い薄片にきれいにはがれる(へき開)性質をもち、その単位層厚は1nmで結晶が何層も重なった状態で存在します。層間の負電荷と陽イオンの結合力は弱く、他のイオンを含む溶液と接触すると交換反応を起こします。層間陽イオンが水分子を引き寄せる力により層間が押しひろげられるというのが膨潤です。改質精製したベントナイトの吸水ゲル化による遮水性を活用した、コンクリート打継部の止水材です。地下構造部分のみで使用が可能で、その機能は打継面に限られます。したがって、良質なコンクリートと正常な打設が絶対的条件となります。